日立製作所は24日、医療機器などヘルスケア関連事業を強化し、売上高を2013年度見込みの3200億円から18年度に6000億円へと2倍近くに高める方針を明らかにした。国内でシェアがトップの超音波診断装置やITを活用した予防・健診サービスなどを拡充するとともに、500億~1000億円規模のM&A(企業の合併・買収)も検討する。
売上高アップの中核に位置づけるのが予防・健診サービス。得意とするITやビッグデータの解析などを活用し、血糖値などのデータを分析して生活習慣病の発症率や医療費を予測するサービスを展開する。さらに、診断や検査など領域ごとに分かれているデータを統合し、安全に管理・利用するサービスなどの浸透も図る。
ヘルスケア事業の売上高の大半を占める医療機器の販売も伸ばす。疾病に合わせた超音波診断装置の新モデルを投入するほか、大型の粒子線治療システムも国内外で受注拡大を目指す。地域の中核病院と診療所を結び、患者の効率的な受け入れや機器の稼働につなげる病院向けのソリューションサービスのほか、再生医療関連技術を生かしたビジネスも強化する方針。