◆社員の私有端末活用で生産性向上
保坂氏:「2004年より、ワークスタイル変革のため、品川のオフィスで『ブロードバンド・オフィス』というテーマで、無線LANとノートパソコンを用いてフリーアドレスを実現しました。その後、テレワークのトライアルを実施し、2008年7月より制度化、対象を全社に拡大しました。現在は、端末に業務上のデータを残さない高度なセキュリティ環境を構築することで、社員の私有パソコン等からの社内サーバアクセスも可能にしています。使い慣れた端末の活用により、業務のスピードアップやクイックレスポンスなど、生産性向上に寄与しています。テレワークの導入に向けては、『オフィスワークの効率化』『必要な人材の確保』『災害などに対する危機管理』という3つの目的でアプローチしました。こうした自社での実践をもとに、NECでは、テレワーク関連のソリューションを『UNIVERGE』という名称で提供しています」
◇