竹井 画質設計の取りまとめ役を担いました。独自のIPS液晶パネル、RGB LEDバックライトシステム、自社開発のディスプレイエンジン、などはそれぞれ高いポテンシャルがあります。しかし、単にそれらを組み合わせるだけでは満足できる製品にはなりません。プロが求める画質にまで引き上げ、しかも安定的かつ正確な表示をさせることが何よりも必要です。今回の開発コンセプトは、業界最高峰のディスプレイを作り上げることでした。映像のプロたちをうならせるためには、自社開発のパネル、バックライトシステム、ディスプレイエンジンが、それぞれどうあるべきなのかまで踏み込んでいきました。高画質を実現するために、各部署に相当厳しい注文をつけ、さまざまな条件で測定を繰り返し、検証して作り上げていく毎日でしたね。開発後の量産化も難しさが想定できたので、開発の初期から生産部門にも参画してもらうなど、これまでとは違う取り組みも多くありました。
秋元 開発そのものには直接は携わりませんでしたが、商品企画とともに、発表・発売に向けたプロモーション活動の推進を行ってきました。この製品は映像のプロたちに向けた業務用のディスプレイであり、画質に対して最も高い要求を持つ映画業界をターゲットとしています。その要求に応えるために開発チームが技術の頂点を実現してくれましたので、映画の制作過程で求められる非常に微妙な色合いや明部暗部の表現を再現できるディスプレイであることを、ハリウッドをはじめとする映画制作の現場の方々に認められることを目標としてプロモーション活動を進めてきました。