パナソニックとサムスンは数年前まで薄型テレビの販売競争でしのぎを削ったが、サムスンの圧勝に終わった。パナソニックは巨額赤字に苦しみ、プラズマテレビからの撤退を余儀なくされた。
サムスンとの差別化を図るため、BtoBシフトを鮮明にしているパナソニックは昨年5月、主要取引先を対象にした交流会にサムスンのエンジニア約30人を招待。実際、サムスンのスマホにはパナソニックの部品が使われており、今回のコネクターでさらなる関係強化をねらう。
矢野経済研究所によると、腕時計型端末の世界販売台数は2013年は1千万台程度だが、16年には10倍の1億台になることが見込まれ、今後の成長に期待が高まっている。サムスン以外ではソニーが高いシェアを持つ。
世界最小コネクターはサムスンやソニーなど、かつてのライバル企業が有力な顧客になる。パナソニックが進める脱家電の試金石にもなる。