第43回フジサンケイグループ広告大賞(産経新聞など主催、協力・フジサンケイビジネスアイ)の受賞作が決まり、贈賞式が8日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。最高賞のメディアミックス部門グランプリには、パナソニックの「世界最長レール走破チャレンジ」が選ばれ、同社は2年連続のグランプリ。閉校前の小学校でプラレール走行の世界記録を更新することで、児童たちに「記憶」を残すというアイデアが評価された。
贈賞式には、企業関係者ら約1500人が出席。審査委員長の作家、三浦朱門氏は「受賞作はいずれも立派な作品で、差はわずかなもの。心から敬意を表したい」と総評した。その後、プレゼンターの女優、西内まりやさんから、パナソニックの長榮周作会長に記念のトロフィーが贈られた。
受賞者を代表し、長榮会長は「今回の広告はお客さまと一体となった取り組みで貴重な機会だった。今後も製品の性能を向上させ、お客さまのよい暮らしを広げたい」とあいさつした。
同賞は新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などの広告を総合性、創造性、大衆性から総合評価して顕彰する日本最大規模の広告コンクール。昨年1年間にフジサンケイグループの各メディアで掲載、放送された広告332点の中から、5部門で計29賞が決まった。