スマートフォン(高機能携帯電話)の画面を見ながらの歩行(歩きスマホ)が問題化する中、その危険性を広く訴えるためNTTドコモがコンピューターグラフィックス(CG)で作成した実験動画が、反響を広げている。交差点で通行人全員が歩きながらスマホを操作したら、横断できるのは4割弱-。極端なシミュレーションだが、専門家は「歩きスマホが想像以上に危険であることを肝に銘じるべきだ」と警鐘を鳴らす。(花房壮)
渋谷で“大混乱”
話題の動画は、NTTドコモが3月28日に動画サイト「ユーチューブ」に投稿したもの。舞台はJR渋谷駅前(東京都渋谷区)のスクランブル交差点。青信号が点灯する46秒間で、1500人の歩行者がスマホを使用しながら横断する場合をシミュレーションした。
歩行者同士が正面衝突しそうになるほか、2人が衝突した後、さらに別の歩行者がぶつかる危険なケースも発生。最終的には衝突が446件、転倒が103件、スマホ落下が21件になり、横断に無事成功したのは1500人中547人だけという結果になった。