【開発物語】プラスワン・マーケティング「フリーテル」 (2/8ページ)

2014.4.21 05:00

フリーテルは4色展開。子供からお年寄りまで幅広く使えるデザインだ

フリーテルは4色展開。子供からお年寄りまで幅広く使えるデザインだ【拡大】

  • 中国・深センの工場にあるフリーテル専用ライン。日本人の顧問が常駐し、品質管理に目を光らせる(プラスワン・マーケティング提供)
  • フリーテルのデザイン画(プラスワン・マーケティング提供)
  • プラスワンの大仲泰弘取締役
  • フリーテルはSIMカードが2枚差せるデュアルSIM仕様。本体の裏蓋を開けると、中央にSIMを差すカードスロットがある(プラスワン・マーケティング提供)

 2人はこの会社で日本でのスマホ事業立ち上げを担当した。中国の工場や国内外の見本市に視察に行くなかで、SIMフリー端末の存在を知るとともに、日本の通信業界がかなり異質なものであることが分かった。「多くの人が2年しばりの契約を結び、1億人超が大手通信事業者3社に囲われている。そして通信料が高い。通信技術で日本と同等か少し進んでいる韓国と比べても3倍の水準だ」(大仲取締役)。しかし、だからこそ日本でSIMフリー端末を売るチャンスがあると考えた。

 法人向け製品で強みのある会社だったため、早速、企業に営業をかけた。すると、少ない会社で1、2台、多いところで数千台のニーズがあることが分かった。集めれば何十万台と、通信事業者からの発注を超える台数だ。しかし大手メーカーにとって、少ない台数のためのカスタマイズに応えることは難しかった。

 そこに市場があるのにあきらめなければいけないのか。営業が頓挫(とんざ)した2012年8月、増田社長が言った。「自分たちでやるか」

                  ◇

 それからわずか2カ月後にプラスワンを設立。新市場への挑戦が始まった。目指したのは「日本で最安値レベルの端末」「世界に誇れる日本品質」、そして「ユーザーに優しいメーカー」だ。

 通信事業者から発売される端末ではないので、事業者がメーカーに要求する機能やそれに関わる品質テストのコストがかからない。人件費の少なさはベンチャーならでは。必要な機能は残しつつシンプルさを追求し低価格の端末を実現した。安価なプランを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のSIMカードを使えば、スマホ利用にかかるコストは最大で従来の5分の1程度まで削減できる場合もある。

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