消費税増税後の需要低迷を乗り切るために、自動車各社があの手この手を繰り出している。ディーラーでは5月の大型連休を巻き返しのチャンスとみて、下取り価格の上積みや海外旅行が当たるキャンペーンを実施。部品供給網の見直しや中長期的な来店客の取り込みへ向けた施策など、苦しい時期だからこそ販売体制を足元から強める動きも出始めている。
相次ぐ新車投入
「お客さまの数はガクっと減りましたね」
東京日産自動車販売新車のひろば目黒店の小坂井修店長は肩を落とす。同社では4月に入り、来店客数が前年比で約15%減少した。当面は車検前のユーザーを店に呼び込み、自動車取得税・重量税の軽減など消費税増税と合わせて行われた負担軽減策をアピールしながら、新車購入を勧める地道な営業活動を続けるしかない。
こうしたなか期待を掛けるのが5月の大型連休だ。東京日産では6月1日までの限定で、下取り価格の上積みやカーリースの利用優遇などで最大25万円分の得になるキャンペーンを実施。「チラシなど告知活動を強化して、お買い得車もたくさん並べる」(幹部)と意気込む。