【ITビジネス最前線】Google+は「緩やかな衰退」に向かうのか (3/4ページ)

2014.4.29 07:11

 社内変化の兆候

 グーグル社内は確実に変化している。グーグルプラスを引き継いだのはエンジニアリング担当副社長のデイヴィッド・ベスブリス氏だ。この決定に多くの人が驚いた。製品マネジャーや、製品開発において先見の明のあることで知られる他の幹部が後任に選ばれなかったからだ。

 この再編を聞いて、グーグルプラスがソーシャルネットワークとしては段階的に廃止される明確なしるしだと思ったのは私だけではないだろう。今後の焦点はエンジニアリングの統合に移っていく。グーグルプラスのサービスには1000人以上の社員が関わっているが、いくつかの部門がグーグルプラスから離れることになるだろう。

 メッセージサービスのグーグルハングアウトに関わっていた社員たち、続いてひょっとするとフォトアプリのチームもアンドロイドのチームに移っていくのではないだろうか。ソーシャルネットワークへの注力を解きほぐしていくことにより、グーグル社内では携帯端末用の基本ソフト(OS)であるアンドロイドの改善に関わるチームが一気に増えることになりそうだ。

 グーグルがフェイスブックと対抗したいのなら、その焦点はモバイルに置かなければならない。フェイスブックが現在最大の投資をしているのがモバイル部門であり、グーグルの最新の開発成果が着実に表れてきているのもこの部門だ。

 グーグルのサービスとアンドロイドの統合が進めば、既存のアンドロイドユーザーにとっては大きな利益になる。そのときには、グーグルプラスのプラットホームとしての成功が見えてくる可能性がある。

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