2014年度経営方針説明会で説明する東芝の田中久雄代表執行役社長=22日、東京都港区【拡大】
東芝は22日、経営方針説明会を開催し、平成29年3月期の連結売上高を7兆5千億円とする目標を発表した。26年3月期の6兆5025億円に比べ15%増を目指す。半導体、エネルギー、健康医療といった重点事業を強化するとともに、不採算事業の構造改革を進める。田中久雄社長は「(計画を)さらに積み上げ、過去最高(の売上高)を達成したい」と述べた。これまでの過去最高は20年3月期の7兆6681億円。
29年3月期に営業利益4500億円、最終利益2千億円を目指す。田中社長は「内部資源を生かした成長戦略で着実に(目標を)推進したい」と強調した。
半導体の用途を法人向け機器に広げるほか、エネルギー分野で低炭素技術を生かし事業を拡大。ヘルスケア分野の事業を広げて収益力を高める。
今後3年でM&A(企業の合併・買収)資金も含め、1兆5千億円の設備投資を行う。
各事業別では23年の東日本大震災の影響で原子力発電事業が同社の大きなリスク要因となっている。新規受注が見込みにくい環境だが、既存プラントの機器提供や保守・サービスに力を注ぐ。
またテレビやパソコンなどのライフスタイル事業は26年3月期が赤字で27年3月期に黒字転換を見込む。商品ラインアップや販売地域の変更などの構造転換を実施し、個人向けから法人向けに販売を大きくシフトさせて収益を改善する方針だ。