アットホームな雰囲気
ちょうどランチタイムを迎えたので、ビストロで食事をとることにした。2階につながる階段では、レクサスで使用した複数のパーツを丸ごとデザインした立体的な壁面が異彩を放っていた。ホイールやエンジンといった基幹部品の造形が秀逸で、クルマ好きならずとも思わず見とれてしまうはずだ。
フードプロデューサーの田島大地氏が監修したというビストロは、都会で暮らす人々がふと毎日立ち寄りたくなるアットホームな雰囲気を演出していた。ランチメニューやドリンクなど、数種類を注文した。いずれも手ごろな価格設定ながら、上品でハイクオリティーなものばかりだった。店舗スタッフも「この立地と価格でこれほどの食事を提供する店はあまりないのではないか」と胸を張る。食事と会話を楽しむ女性客の姿が印象的だった。
INTERSECTで最も驚いた場所は意外にもトイレだった。ドアを開けると、大量のミニカーを逆さまに飾り付けたガラス張りの天井が視界に飛び込んできた。思わずじっくりと見つめてしまった。