ところが、米メディアによると、その調査で重要な役割を担う幹部が4人も、退社あるいは配置転換されていたというのだ。とくに調査を指揮していたトップエンジニアのジム・フェデリコ氏が5日付でひっそりと退職していたことは社内外に波紋を広げている。米道路交通安全局(NHTSA)との窓口的な役目を務めていた製品調査部門の幹部も別部門に異動した。
GM広報によれば、フェデリコ氏の退職は本人の希望で、「今回のリコール問題とは関係がない」というが、日系自動車メーカー関係者は「トップが年初に交代したこともあり、社内が動揺しているようだ」と指摘する。
一方で、GMのメディアに対するガードは堅く、米紙ニューヨーク・タイムズは、GMの法務部門などの幹部へのインタビューを同社が拒んだと不満げだ。
狭まる包囲網
当局や議会も“GM包囲網”を狭めている。4月の公聴会で、GMが点火スイッチの不具合を10年以上前に把握しながら放置していた点に、「GMは責任ある企業なのか」と罵声がバーラCEOに浴びせられた。