ヤマハ発動機は販促イベント「55マイル」を復活。バイクのある生活スタイルを提案していく=13日、東京都渋谷区(飯田耕司撮影)【拡大】
ヤマハ発動機は13日、バイクのある生活スタイルを提案する販促活動「55mph(マイル)」を始めると発表した。1980年代に同社が発行してバイク人気を盛り上げた専門雑誌「55mph」の名称を復活させたキャンペーンで、需要が回復傾向にある中・大型バイクへの関心を高めてもらうのが狙い。
キャンピングトレーラーを使った移動式のバイクガレージとカフェを高速道路のパーキングエリアなどに展開し、バイク文化の魅力を各地で発信する。若年層に加え、「20~30年前にバイクに乗っていた中高年層にも再びバイクに目を向けてもらうため」(仲村拓哉デザイン管理グループ主務)、懐かしの雑誌名を復活させたという。
中・大型バイクは景気回復で需要が回復。日本自動車工業会によると、平成25年度の排気量251cc以上のバイク販売は前年度比48.5%増の3万6985台と大幅に伸びた。
このため、スズキが二輪車最上位モデル「隼(ハヤブサ)」など海外専用モデルの国内販売を開始。ホンダも今年に入り中・大型を中心に21車種を一気に投入するなど、各社が国内営業の強化に乗り出している。