インターセクトを「出会いの場に」
インターセクトは、この東京・南青山を手がけたインテリアデザイナーの片山正通さんにお願いして、来年の前半にはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、来年後半には米ニューヨークでも展開します。いずれは政治家、エンジニア、思想家、クリエーターが集まった1800年前後のパリのサロンのような場所にしたいのです。化学の実験室のように、ビーカーの赤と青を混ぜたら黄色になるような変化が起きるといい。後でそれぞれの人が「レクサスカフェが僕たちの出会いの場になったね」と思ってくれるように。
インターセクト以外でもレクサスはいろいろな取り組みをしています。毎年イタリアのミラノ市で行われる国際デザイン展覧会「ミラノサローネ」への参加もそのひとつです。
昨年からは世界トップクラスのキュレーター(学芸員)の力をも借りて、若手クリエーターの登竜門になるよう「レクサス・デザインアウォード」も始めました。ジャンルを問わずにレクサスが設定したテーマに基づいた作品を募集して、建築家の伊東豊雄さんやニューヨーク近代美術館(MoMA)のシニアキュレーターであるパオラ・アントネッリさん、香港に新設される映像文化博物館、M+のチーフキュレーターであるアリック・チェンさんらが審査して、今後育っていくだろう、あるいはピークアウトしていない人たちを発掘します。2014年のテーマは「キュリオシティ」(好奇心)で、70カ国の約1000人から作品が集まりました。