コーヒーの豆かすを餌に混入したところ、乳房炎にかかる乳牛が減った【拡大】
飼料化する豆かすは東京都、神奈川県の店舗から排出されたものを利用する。再生利用事業計画では、この飼料で育てられた乳牛のミルクを店頭で用いる。乳酸発酵飼料化技術に関しては、スターバックス、メニコン、三友プラントサービス(相模原市)の3社共同で特許を出願する予定だ。
一方、肥料化については関西の店舗で排出された豆かすを活用する。堆肥で育てられたレタスなどはサンドイッチの具材として使用する。
これまでの研究では、堆肥として用いた場合、多孔質が微生物のすみかになりやすいといった特性から、野菜栽培に適していることが分かった。
例えばジャガイモの場合、黒い斑点が発生し畑全体がダメになるケースも珍しくはない。テストの結果、こうした病気対策として有用性があるとみられている。