アルストムのエネルギー部門買収をめぐっては、当初、GEが総額169億ドル(約1兆7200億円)を提示し、交渉を有利に進めていた。
その後、フランス政府が雇用や安全保障への影響に懸念を表明。欧州企業であるシーメンスは自社の鉄道車両部門をアルストムに譲渡する案なども検討し、巻き返しに動いている。
今回、シーメンスが三菱重工と連携することで、フランス政府が納得できる対抗策を提示できれば、GEが買収案の見直しを迫られる可能性もある。
アルストムは23日までにGEの買収案の審査を終えることにしているが、GEかシーメンスのいずれかによる買収以外にも、フランス政府による一時国有化という選択肢も考えられる。GEが買収した場合、東芝はアルストムの送配電機器事業買収も検討しているが、決着が長引く可能性もある。