ハム・ソーセージやチョコレートの大手メーカーが来月から相次ぎ「実質値上げ」に踏み切る。円安や新興国の需要増などを背景に豚肉やカカオ豆が高騰しているためだ。ただ「購買意欲の落ち込みを避けたい」として、容量を減らし価格を維持する動きが目立つ。
ハム・ソーセージ最大手の日本ハムは、加工食品も含め284品目の容量・価格を7月に改定する。業務用は平均約1割値上げするが、家庭用はほとんどの商品を容量減で対応。主力の「新鮮生活 彩りキッチン ロースハム(4枚)」はスライスを薄くして2グラム減の36グラムに、「森の薫り あらびきウインナー(2袋組み)」は1袋当たり1本少ない5本入りに変更する。
豚肉の主要輸入先の米国で病害が発生し、供給減から6月の東京市場の枝肉卸売価格は前年同月比35%上昇。日ハムは「円安で包装材も高止まりし、年間計50億円のコスト増だ」と悲鳴を上げる。伊藤ハムや丸大食品も、8月にかけ容量・価格の改定に踏み切る。