イオンはダイエーの不振に加え、総合スーパー事業も苦戦。岡田元也社長は同日の決算説明会で、消費税率引き上げにより「日常的なものは安く買いたいという消費者の意識がより強まっているが、十分対応できていない」と説明。大幅減益決算には「残念な結果だ」との認識を示した。今後はディスカウントストア事業の強化などで巻き返す方針だ。
一方、コンビニ大手の単独決算では営業利益が、セブン-イレブン・ジャパンが前年同期比12.1%増の552億円、ローソンが23.5%増の162億円と過去最高を更新した。主力の弁当などの販売が好調だったことに加え、利益率の高いカウンターでのコーヒーや総菜の販売が業績を押し上げた。
ただ今期の出店計画が過去最高レベルのファミリーマートは先行投資の負担が大きく、営業利益は81億円と13.4%減少した。