株主総会を乗り切った武田薬品工業のウェバー新社長と長谷川氏(右上)。ただ、創業一族からは「失敗すれば総退陣」との制約をつきつけられている(コラージュ)【拡大】
SMBC日興証券の中沢安弘シニアアナリストは、「大半の社員が外国人となり、社名変更や人材流出などのリスクを伴う現状に、OBが異論を唱えるのはもっともな話」と一定の理解を示す。一方で、「海外展開は国ごとで規制や売れる商品も異なり、経験ある海外幹部を起用する考えも理解できる」とも指摘する。議決権ベースではわずかな力しか持たず、新取締役の選任などの議案は会社側提案が採択された。だが原氏が「一石を投じることはできた」と話すように、ウェバー新体制に注がれる視線はおのずと厳しくなる。きちんと数字を伴った結果を示さない限り、「総退陣」の言葉が、重みを持ってのしかかってくる。(兼松康)
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