「上海福喜食品有限公司」の鶏肉加工品の生産ライン=20日、中国上海市(共同)【拡大】
日本マクドナルドは22日、中国・上海の食品会社が使用期限切れの鶏肉を供給していた問題で、国内で使う「チキンマックナゲット」の約2割を同社から調達していたと発表した。
マクドナルドは同社製ナゲットの販売を21日に中止、タイなど別会社の製品に切り替えるとともに、実際に期限切れの肉が含まれていたかどうか調べている。
問題の会社は「上海福喜食品有限公司」で、20日に現地メディアが、期限切れの鶏肉で製品を作っていたと報道した。
日本マクドナルドは2002年から同社と取引し、年間約4300トンのナゲットを輸入、国内全体の約4割に当たる約1340店舗で販売していた。店舗のある場所は、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の1都10県。このうち約500店舗で、22日もナゲット販売を中止した。