大手航空会社が、学生対象の客室乗務員(CA)養成に力を入れている。ANAホールディングスは大阪、東京の2カ所に、日本航空は人材サービス会社と連携して東京に、それぞれ養成校を開設。8月には大学と連携するなどして人材の囲い込みを図る。格安航空会社(LCC)や新興国企業の成長で予想されるCAの奪い合いに備える。
養成講座、続々人気
ANAの養成校は、現役CAが指導する「ANAエアラインスクール」。8月には、関西外国語大(大阪府枚方市)の学生を対象にした講座も開く。試験に合格すれば履修単位に認められる仕組みで、実施は白百合女子大(東京都調布市)に次いで2校目だ。
日航は人材教育などを手掛けるキャプラン(東京都港区)と連携して1月に「JALエアラインアカデミー」を開校。日航のCA出身者が担当する。