記者会見する伊藤忠商事の関忠行副社長=24日午後、東京都港区【拡大】
一方、これまでの海外企業との提携について同社では「実効性や成果が上がったかどうか」(高柳浩二専務執行役員)との反省もあった。これらを踏まえ、今回のCPグループとの提携は相互に株式を持ち合う形となり一歩踏み込んだ。
今回の提携は、昨年11月にCPグループのタニン・チャラワノン会長兼最高経営責任者(CEO)が伊藤忠に対し、戦略提携を打診したのが発端だという。
具体的には、伊藤忠が強みを持つ穀物取引などの原料調達とCPが得意の穀物を使った飼料や畜産事業などを組み合わせて一貫生産を構築し、上流から下流までの幅広い分野で補完関係を築く。一方のCPグループも共同で新興国や欧米市場を開拓する狙いがある。(上原すみ子)