こうした経緯を経て誕生した「S-GATE」のターゲットは「今後の成長が見込める企業」(飯島一暢社長)。若い社員の支持が集まるように、建物のデザインやサービス水準などにもこだわった。また、第1弾を赤坂で事業化することから分かるように、立地戦略も重視する。年間3~4棟を目安にシリーズ展開し、有力ベンチャーの獲得を目指す。
ベンチャー企業の誘致に力を入れる理由について、三菱地所街ブランド推進部の相川雅人・東京ビジネス開発支援室長は「成長企業の集積地は経済成長を促す起爆剤になるから」と指摘する。
“招致合戦”に参加することは、エリアの価値向上を具現化する上で避けられない戦略。その集積によって東京の魅力度が増し、激しさを増すばかりの国際的な都市間競争も有利に展開できる。(伊藤俊祐)