異業種などから参入した銀行が、激戦が続く住宅ローン市場で存在感を増している。2013年度の新規貸出額が銀行業界全体で3%増にとどまる中で、インターネット専業の住信SBIネット銀行が前年度比14.9%増の3943億円と地銀の上位行並みに成長し、流通系のイオン銀行も10.2%増と大きく伸ばした。大手行などと低金利競争を繰り広げる一方、ネット上だけで手続きが済む利便性やグループ力を生かした独自サービスなどで顧客を囲い込み、既存行の牙城を揺るがしつつある。
「累計で2兆円を早く超えたい」
住信SBIネット銀の瓦田宗大ローン企画部マネージャーはこう強調する。
同行は住宅ローンの新規貸出額を3月中旬から4月末までの45日間で1000億円積み上げ、累計額を1兆8000億円に伸ばした。6月には5年固定の最優遇金利を年0.79%から0.50%に下げるなど、業界で最も低い金利を看板に攻勢をかける。
一方、イオン銀も6月に変動金利を0.77%から0.57%に下げ、変動では最も低い金利を打ち出した。