異業種銀、住宅ローンで存在感 利便性、独自サービスで新価値提供 (2/3ページ)

2014.7.29 06:21

 1円から返済可能

 もっとも、目安となる長期金利が低水準に張り付く中、住宅ローン金利にはそれほどの差はない。主力の固定10年でみると三井住友信託銀行は1.10%、りそな銀と埼玉りそな銀は22日にネットでの借り換え金利を1.40%から1.10%に下げるなど、1.2%前後のネット銀をしのぐ低金利も現れている。

 それでも新規参入の各行が新規貸出額を伸ばしているのは「金利競争力を保ちながら、既存行にはないアイデアやノウハウで新たな価値を提供している」(業界関係者)からだ。

 例えば繰り上げ返済の最低額は1万円が一般的だが、住信SBIネット銀は1円に設定し、少額でもローン残高を減らせる。また、毎月の返済を他行の口座から自動入金できるサービスも手数料無料で行っている。

 ソニー銀行は契約時の事務手数料を4万3200円とし、融資額の2%程度としている他の新規参入行より安く、保証料も無料。金利の低さは他行に譲るものの「総合的なコストは安い」(松下明広執行役員)。イオン銀は親会社のイオンが展開する総合スーパーなどでの買い物が5年間、5%引きとなるサービスを契約者に提供している。

金利は限界レベルまで低下、競争の余地は少ない

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