両社は、国内専用車の軽の開発費を分担し、リスク低減を図ることを狙いに、2011年に折半出資で軽の企画開発会社「NMKV」を設立。エンジンや車台を新開発した新型軽を、日産が「デイズ」、三菱自が「eKワゴン」としてそれぞれ昨年6月に販売を開始した。日産は、それまでスズキから相手先ブランドによる生産(OEM)を受けて、軽の販売を手がけてきたが、軽の開発に携わったのは初めて。今年3月に販売を開始した第2弾も含め、生産は三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)が一手に引き受けてきた。
この結果、三菱自の国内生産台数は、昨年5月以降、13カ月連続で前年同月実績比でプラスとなるなど、好調な軽の恩恵をフルに受ける形となった。一方で軽を自社生産しない日産の今年度の国内生産台数は、前年度比8.9%減の約91万台の見込み。1960年代以来初めて100万台を下回る見通しで、経営方針である「国内生産100万台の維持」が未達になる可能性が出ている。