「地球225周」半世紀で完全無事故 立山黒部アルペンルートのトロリーバス (3/4ページ)

2014.8.3 07:04

 「プロ意識」で安全運行

 プラットホームを備えた駅もあり、道路脇には勾配標など鉄道特有の標識が並ぶ。道路は上り下り共用の単線。バスなら待避場所でそのまますれ違えばいいが、無軌条電車は鉄道と同様に衝突事故を防ぐため、「タブレット」と呼ばれる通票を運転士が交換し、安全を確認して行き違う。

 無軌条電車の元運転士で、現在は安全運行を統括する伊藤元紀運輸長(56)は「運転は独特で、特有の運転操作を取得する必要がある。急ブレーキにならないよう常にきめ細かな運転を心がけてきた」と話す。

 無軌条電車は現在、立山黒部アルペンルートに2路線のみ。部品の調達には苦労も多く、自社で部品を調整し、96時間ごとに検査を繰り返してきたという。

物損・人身事故はゼロで、走行距離は地球225周分に達した

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