しかし、東電が原子炉の圧力などデータを分析したところ、HPCIは手動停止する前の12日午後8時には冷却機能を失っていたとの結果が出た。解析の結果、燃料が溶け始めたのはこれまでの推定より約5時間早い13日午前5時半ごろと判明した。14日午前7時10分ごろには燃料が圧力容器を突き破り、格納容器底部へ落下したとみられる。
東電は「解析は厳しめに行っているため、実際に炉内の全量が溶け落ちたとは考えにくい。デブリの取り出しへの影響はこれから検討する」と説明している。
また今回の解析では、これまで不明とされていた2号機での炉心溶融についても新たな事実が判明。炉心溶融の一因とされる原子炉内の圧力上昇は、消防車を使った注水により原子炉内で水と燃料が反応、水素と大量の熱が発生したことが原因とみられるという。