家電製品も底堅い。ビックカメラによると、4月の売上高は、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの高額白物家電が落ち込み、前年同月比9・8%減となったが、「5月以降は想定を上回る速度で前年水準に回復した」(広報・IR部)。
6月以降は、高画質の4Kテレビや調理家電、ロボット掃除機、デジタル一眼カメラなど、高単価品が売り上げを伸ばしたことで、7月の売り上げは1・7%増と力強さをみせた。
一方で、駆け込み需要が大きかった住宅関連では、戸建て注文住宅やマンションで反動減が続く。戸建て注文住宅の場合、昨年9月末までの契約ならば、引き渡しが今年4月以降でも、特例によって5%の消費税率の適用が受けられた。「9月まではマイナスが続く可能性が高い」(ミサワホーム)など厳しい見方が根強い。
また、不動産経済研究所によると、首都圏(1都3県)のマンション発売戸数は7月まで6カ月連続で前年同月割れが続いている。足元では人手不足などに伴う建設費上昇で、不動産会社が顧客の反応を探るために新規発売に慎重な姿勢をみせているという。
景気回復を先導してきた高額商品についても、消費の回復ぶりは勢いを欠く。百貨店や大手商社によると、人気の高い高級ブランドや化粧品の売り上げが足元では回復傾向にあるという。しかし、「サラリーマンがちょっと頑張って手が届く価格水準の商品が動いていない」(高島屋)。