地球温暖化対策として太陽光発電システム搭載型住宅の普及が進んでいる。同分野のリーダーが積水化学工業だ。2013年度末までの累計建設棟数は14万2996棟に達し、ギネス世界記録にも認定されているほど。この実績を踏まえ、環境貢献製品を積極投入し国境を越えた植林活動に力を入れるなどCSR(企業の社会的責任)のモデル企業として脚光を浴びている。
重要拠点の中国
積水化学工業は8月3日、工業都市として発展を続ける中国・蘇州市で植林活動を実施した。同社にとって中国は、グローバルな事業展開を進める上で重要拠点。自動車などに使用するガラス用中間膜、給排水管の製造拠点などを抱えており、従業員は1400人に上る。中国ではPM2.5(微小粒子状物質)をはじめとして大気汚染問題が深刻化しており、今回のイベントを通じて現地スタッフの環境に対する意識を高めていくのが狙いだ。
積水化学工業の「積水」とは、中国最古の兵法書「孫子」にある言葉「勝者の民を戦わしむるや、積水を千仭(せんじん)の谿(たに)に決するがごときは形なり」に由来する。事業活動を進めるうえで、十分に分析・研究、準備をしてから、万全の状態で積水の勢いをもって勝者の戦いをすることが大切であるという意味だ。