石油元売り大手が狙うのは、海外事業の強化だ。JXは成長分野と位置づける潤滑油の海外販売量を現在の50万キロリットルから、6年後には90万キロリットルに引き上げる計画。日系メーカーを中心とした自動車需要を受け、米国ではアラバマ州にある製造拠点の年産能力を年内にも6割増の6万キロリットルに引き上げる。
また、出光も今年1月にベトナムで潤滑油工場の営業運転を開始した。同国北部では2017年の商業運転を目指すニソン製油所を建設中だ。ベトナムをはじめ、タイ、ミャンマーなどで自社ブランドのガソリン販売も検討しており、担当者は「レースを通じ、アジアの若者にアピールしたい」と意気込んでいる。