韓国最大手銀行の国民銀行(ソウル市)の東京、大阪両支店による不正融資問題で、日銀が両支店への立ち入り調査(日銀考査)を検討していることが9日、分かった。担保水増しなどによる過剰融資が発覚したことで、日銀は国民銀の信用リスク対策が不十分だったとみている。
日銀考査は、日銀と当座預金取引をする金融機関が対象で、行政権限に基づく金融庁検査とは異なる。法令順守などに重点を置く金融庁検査に対し、経営の健全性などをチェックし問題点が見つかれば改善を求める。
関係者によると、国内の主要金融機関に対する日銀考査はほぼ2年に1度あるが、外銀への定期考査はなく、必要性が認められれば考査に入るという。
国民銀は、過剰融資で経営の健全性が損なわれている。一部顧客は預金を引き揚げ始めたとみられ、日銀は国民銀への考査を本格検討しているもようだ。