日本の優れたアニメーションが世界に
今年に入って「キックスターター」で支援が募られた作品には、2009年公開のアニメーション映画「マイマイ新子と千年の魔法」がある。劇場作品の「アリーテ姫」やテレビ作品「BLACKLAGOON」を手掛けた片渕須直監督の作品で、自然豊かな昭和30年代の山口県防府市を舞台に、子供たちの日常が描かれた内容が口コミで評判となり、7カ月ものロングラン上映を達成した。
文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門優秀賞も受賞し、DVDもリリースされたが、認知は日本国内に止まっており、知名度があって確実に販売が見込めるスタジオジブリ作品のようには、世界中から上映やパッケージ化の引き合いが来る状況になっていなかった。そんな「マイマイ新子と千年の魔法」の英語字幕入りブルーレイディスクとDVDを作り、発売したいと考えた英国企業が利用したのが「キックスターター」だった。
3万ドルを目標に資金を募ったところ、1日を待たずに3万ドルを突破。最終的に10万ドル以上の支援が集まり、当初の予定に加えて英語の吹き替え版やサウンドトラックが作られることになった。
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