20分で体内の炎症度を測定 東レ、救急医療活用目指す

2014.10.1 05:00

血液から疾患を判定する東レのシステム「レイファースト」=30日、東京都中央区

血液から疾患を判定する東レのシステム「レイファースト」=30日、東京都中央区【拡大】

 東レは30日、患者の血液に含まれる特定のタンパク質の量を測り、体内の炎症度合いを約20分で判定できる装置「レイファースト」の販売を始めたと発表した。研究用として大学病院などに売り込み、2015年10月にも救急医療などへの活用を目指す。3年後に年間数百台の販売を目指す。

 けがや感染症で血液中に細菌が広がると免疫作用によって増えるタンパク質「サイトカイン」に着目。4センチ×7センチの専用チップに血液を注入して回転と停止を繰り返すだけで、判定に不要な血球の分離など「前処理」から、検出までを一度にできる仕組みを採用し、作業時間や手間を大幅に省いた。価格は装置が378万円、専用チップ1枚が5400円。従来は専門家による血球の分離などの「前処理」や大型装置が必要だった。

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