今後のビジネス戦略を説明するLINEの森川亮社長=9日午後、千葉県浦安市【拡大】
LINEの利用者数は8月10日に5億人を突破、最近はASEAN諸国や南米での伸びが大きいという。
今後は北米エリアでの浸透を目指すが、その上で必要となるのは知名度向上。東京証券取引所だけでなく、米証券取引委員会に上場申請書類を提出したのもそのためだ。
上場をめぐっては、早ければ11月にも実施するとみられていたが、LINEは9月、年内の上場は見送る方針を公表した。
その理由について、森川社長は「今日発表したすべての事業が順調に進むか分からない。スタンプやゲームのように収益を安定的に伸ばしていくことが最も重要で、投資家が安心できる環境を整えた上で上場を考えたい」と説明した。
生活に密着した機能を一段と高めていくLINEだが、今年に入って利用者のIDが乗っ取られるトラブルなども発生。海外送金も可能にするという決済機能については、マネーロンダリングへの悪用も懸念される。サービスインフラとしての成長に合わせた万全なセキュリティー対策が求められている。