会見した吉田憲一郎最高財務責任者(CFO)は「構造改革の効果が出始めている」と強調した。7月に分社化したテレビ事業は約10年ぶりに2四半期連続の黒字となり、今後はパソコン事業売却によるコスト減も貢献する。
残された大きな不採算部門がスマホ事業だ。ソニーは同日、4300万台としていた15年3月期通期の世界販売台数見通しを4100万台に下方修正。期初の予想は5000万台だった。中国での不振が響いており、「中国専用モデルの開発中止」(吉田CFO)など、販売地域と商品を絞り込む。
ソニーは、吉田CFOとともに改革を進めてきた十時裕樹業務執行役員を11月16日付でスマホ事業のトップに就け、最優先で立て直しを目指す。十時氏は会見で、「スピードを上げ、事業の収益性を高めたい」と述べた。具体策は11月下旬の投資家向け説明会で打ち出す。