出展社数が過去最低になった今年のシーテック=7日、千葉市美浜区の幕張メッセ(三尾郁恵撮影)【拡大】
すでに休止に追い込まれた展示会もある。昭和24年以降、60回にわたって開催した実績がある事務機器・OA機器などの大型展示会「ビジネスシヨウTOKYO」は、出展社数の減少に歯止めがかからず20年を最後にその幕を閉じた。
新興国参加の光明も
ただ、光明もある。新興国を中心とした海外勢が、シーテックなど日本の展示会に関心を強めていることだ。今回、シーテックでは、インドやスリランカなどからも出展があり、インドなどに製造拠点を置くコネクタなどの電子部品メーカー、FCIの担当者は、「日本企業のコンシューマー向け製品の開発力は依然高く、ウエアラブル製品などに自社の技術開発力を示すことが将来重要になる。(今回の展示で)存在感を上げ、日本での売り上げ増大を狙う」と日本市場に期待を寄せる。
こうした海外パワーを起爆剤にしたいところだが、国内電機メーカーの主力事業が「家電」ではなくなりつつあるいま、シーテックという展示会のありようは再考の時期にきているのは事実だ。
シーテックがそうだったように、時代のトレンドに合わせて他の展示会と合従連衡していくのか、「ビジネスシヨウTOKYO」のようにその役割を終えるのか。日本の大規模産業展示会が岐路に立っているのは間違いない。