コカ・コーラのケントCEO。逆風が強まる中、経営改革の加速が求められている(AP)【拡大】
やはりコカ・コーラの大株主である米投資会社のウィンターグリーン・アドバイザーズも今年3月、他の株主と共同でコカ・コーラ経営陣に公開書簡を送り、報酬の見直しを迫った。
コカ・コーラは当初、「長期的には業界の標準水準内にあり、(批判は)事実を反映していない」と突っぱねていた。コカ・コーラの幹部社員はストックオプションの実現にあたっては、業績目標の達成も求められている。ムーター・ケント会長兼最高経営責任者(CEO)は2012年の報酬が3割超も下がったが、会社として業績目標を達成できなかったためだ。
だが、ストックオプションによる株主価値の希薄化を批判する声はやむことがなく、コカ・コーラはついに報酬制度を見直すと今年10月に発表した。
新制度では、ストックオプションを発行済み株式の0・8%以下にとどめ、ストックオプションの権利行使に伴う株式価値の希薄化を抑えて、報酬の透明性を高めるとしている。株主の意見も参考にしたとしており、米紙ウォールストリート・ジャーナルは「コカ・コーラがバフェット氏の圧力に屈した」と伝えた。