コカ・コーラのケントCEO。逆風が強まる中、経営改革の加速が求められている(AP)【拡大】
しかし、コカ・コーラは「世界経済の鈍化とドル高基調の為替相場」が引き続き減益要因として重しになると見込んでおり、10~12月期も「逆風が続く」(市場関係者)との声は多い。商品構成の見直しついても、「業績を押し上げるまでに効果が表れてくるには、ある程度時間がかかる」(食品業界アナリスト)との指摘が出ている。
さらに、コカ・コーラは、ペプシコ、ドクターペッパー・スナップル・グループの米飲料大手3社で、米国民の肥満対策として、25年までに飲料によるカロリー摂取を20%削減する目標を発表。ボトルを小さくしたり、低カロリー商品を増やすとしている。これも、ニューヨーク市をはじめ炭酸飲料の規制強化の動きが相次いでいるためだ。
コカ・コーラ自身の通期予想でも、1株当たり利益で1桁台の後半の伸びとしている従来予想は達成できない見通し。株主や取引先の視線が厳しさを増す中、ケントCEOは難しいかじ取りを迫られそうだ。