西武池袋本店で公開された、インバウンド対応の福袋のうち、温泉気分を味わえるセット=10日、東京都豊島区(寺河内美奈撮影)【拡大】
西武池袋本店(東京都豊島区)は10日、2015年新春の福袋を報道陣に公開した。「未来」をキーワードに、6つの切り口でテーマを付けた1500種類15万個を用意し、1月1日午前10時から販売を始める。1~3日で、前年比7%増の売り上げを目指すとしている。
今回、今年10月からの消費税の免税対象商品の拡大などで増えている訪日外国人向けに、「未来のお客さまに向けた、インバウンド対応の福袋」を初めて用意。
今治タオルの詰め合わせ(税込み1万1円)や、甚平、風呂おけ、入浴剤などをなどを一緒に入れた温泉気分を味わえるセット(同)など、1万円台を中心に、日本の文化を感じてもらえるものを用意した。これらの福袋は、訪日外国人は手続きすれば、税金を免除される。
このほか、「明るい未来 話題のキーワード福袋」として、今年人気を集めたディズニー映画「アナと雪の女王」のグッズ詰め合わせ(1万800円)、「明るい未来に向けて備える福袋」として、女性管理職になる日に備えたレディーススーツの仕立券(7万1円)など、さまざまなものを用意した。
ほかの百貨店も、それぞれ知恵を絞った福袋を考えている。10日午後には松屋銀座が福袋の中身を決める公開選考会を実施、11日には三越伊勢丹ホールディングスが、福袋のお披露目を行う。