【番頭の時代】(1)社外から「やってみなはれ」 新浪剛史・サントリー社長 (5/5ページ)

2014.11.11 05:00

 当時を知る関係者は「三菱商事からの幹部とダイエー出身者、生え抜き社員の寄せ集め集団を新浪氏がまとめられたのは、事前の“地ならし”の効果も大きかった」と打ち明ける。

 周囲に助けられた経験とそれに対する感謝の念が新浪を日本を代表する経済人の一人に育てた。ビジョンと熱意で人を引き込み、味方につける新浪の人間力の源だ。

 鳥井には、常に創業家の看板がついてまわる。名経営者となるには、創業家の威光に頼らず、周囲を動かす力を身につけること。それこそが新浪が伝えるべき帝王学だ。佐治はこう話す。

 「鳥井がオーナー一族だからではなく、ビジョンや実績がすぐれていると評価されるようになればベストだ」(敬称略)

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 ■番頭の教え

 ◆次世代リーダー育てるべし

 ずば抜けた社長は、次のリーダーを育てることが得意ではない。リーダーの力で成長を成し遂げてきた企業を永続的なものにするには、意図的にリーダーを育成しなければならない。「BANTOU」が果たす役割は社長を支えることだけではない。次の世代を考え、次のリーダーを意図的に育てる役目を果たす必要がある。同時に、次の「BANTOU」を育てる力量も必要だ。新浪氏の登用はローソンを成長させ続けた実績だけではない。ローソンの次のリーダーを育てた実績も魅力的だったはずだ。(ビズグロー代表 杉村知哉)

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