開発に着手したのは2009年。シャープペンはそれまで「すでに進化する要素はない」ともいわれたが、コアユーザーの中学・高校生を対象にした調査では、芯が折れることや芯が詰まることに不満を感じている実態が明らかになった。受験勉強などでは芯が折れるだけで「勉強の集中力も途切れる」。こうした課題の解決に向け、技術開発に取り組んだ。
試行錯誤を繰り返し、約4年かけて「デルガードシステム」と呼ぶ新しい内部機構を開発。芯に垂直に強い筆圧が加わると、軸に内蔵したスプリングでその圧力を吸収し、芯が折れるのを防ぐ。斜めに力が加わった場合は、先端の金属部品が自動的に芯を包んでガード。試してみても、なかなか折れないことが実感できる。
初年度の販売目標は200万本だが、すでに「数年後に年間1000万本を販売し、クルトガを上回りたい」(岡部部長)と強気だ。