--経営トップなど会社への要望はありますか
久我 それぞれが自分は「会社の顔」であり“トップ広報マン”であるということを今以上に認識してもらえるとよい。
堀口 広報とは自ら率先して行うものだという自覚を多くの役員にもってほしい。
長野 すべての情報、それが噂やデマでも迅速に知らせてほしいし、広報課の意見を尊重してほしい。
斎藤 取材は広報に任されており、部長以上がインタビューに応える機会があまり作れておらず、今後の課題です。
山岡 東証1部上場企業でありながらBtoB(企業間取引)の企業なので当社のことを知っていただけていないのが実情です。業界の垣根を越えて社会に発信していくために経営トップも現場も広報マインドを高めていきたい。
--女性ならではの「しなやか広報」を実践していますか
久我 「心配り、配慮、傾聴」など気持ちに寄り添った対応を心掛けることで、発信する側も受けとる側も有益な情報のやり取りができるようにしていきたい。
後藤 社内の女性にもよく言いますが、女性だからといって「しなやか」だけではないと。「しなやかに、したたかに、たくましく」が大切だと思っています。
杉山 広報は組織内にネットワークをもち、世間の感心事項にも敏感でなければいけません。それが社会と組織の間の窓口という広報の本質的使命です。このためコミュニケーション能力と関心のアンテナを高く持つこと。フットワークも必要。「しなやか広報」のしなやかとは、それを体現する言葉です。
山岡 企画広報課6人中4人が女性で、子育て中の社員も4人います。そこで仕事の質を高め、各自の得意分野を生かしながらチームとしての成果を出そうと皆で心掛けています。
堀口 現場をさらに味方につけて広報活動の充実に努めたい。部下の育成では「やってみせ、させてみて、ほめてあげる」というスタイルで取り組んでいます。