こうした被害を防ぐため、NECは強みとするセンシング技術やビッグデータ分析技術などのICTを活用。センシングにより社会インフラや地球環境を観測し、さまざまな観測データをクラウドシステムに集積。そのビッグデータを解析し、リスクの発生を予知・予測して危機に備えたり、資源の最適利用につながる対策を事前に行ったりする。
漏水監視サービス
この一環として今秋、ビッグデータ収集・分析の最先端技術を使い上水道の漏水状況を迅速・精緻に検知する世界初の「漏水監視サービス」を発売した。
上水道管に漏水の微細な振動を把握できる通信機能付きセンサーを多数接続し、センサーから得られたビッグデータをクラウドシステムで解析。これにより水道事業者は漏水発生とその地点を素早く正確に画面上で把握できる。先行的に新潟県柏崎市などで実証しており、効果を確認しているという。