日本の技術と演出力で磨かれたLEDのイルミネーション。2020年の東京五輪を見据え、世界市場への進出に期待が膨らむ【拡大】
いずれ海外へ輸出も
海外から導入されたイルミネーションは日本で進化を続けている。機能に潤いやにぎわい・楽しさを加えた光の演出が日本のイルミネーションの得意分野だ。「ただ明るいだけではダメ。日本人は細部まで気が配られた内容を好みます」と菅野さん。夜景評論家の丸々もとおさんが「日本人は絵の具で絵を描くように明かりを使う。花鳥風月というか、海外にはない繊細で情緒的な演出なんです」と補足してくれた。
裾野の広がりにつれ、このところ業界関係者から「なにも国内の施設だけに留まらない。場所さえあれば技術と人と商品を送り込み、そこでビジネスができるではないか」という声が出始めている。クルマや家電と同じように日本のイルミネーション技術や編集力も、いずれクールジャパンの有力コンテンツとして輸出が可能になるという見方だ。
「政府内で検討されているカジノの設置が日本でも可能になれば、周辺施設の飾り付けで日本のイルミネーション技術をアピールする場になる」「2020年東京五輪の演出も格好の売り込みの場になる」。業界内からは前向きな発言が聞こえてくる。