腕時計型玩具にメダルをはめこむと妖怪の声が流れるのが特徴で、このメダルは1月の発売から計1億枚以上を販売している。これに合わせてゲームソフトの売り上げも増加。販売本数は初代が100万本を突破し、7月発売の「2」は2作合わせて300万本近くに上っている。
妖怪ウォッチでは「クロスメディア」と呼ばれる手法が採用され、注目を集めた。レベルファイブと放送局、広告代理店、玩具メーカーが連携し、ゲームやアニメ、玩具などを相互に関連させながら新商品を投入する仕掛けで、消費者の購買意欲を刺激し続ける施策をとった。
この結果、子供のためにゲームや玩具を買い求める親で店頭に長蛇の列ができるなど、社会現象ともいえるほどの人気を生むことに成功した。
大手家電量販店のゲーム担当者は「年末商戦の本命は、ゲームに玩具などの販売を含めると妖怪ウォッチで決まりではないか」と太鼓判を押す。