「民間企業の戦略的な提携だ」。水野社長はこう強調するが、業界関係者は「政府の描いたシナリオ通りの出来レースだ」と皮肉を込めて指摘する。「電力会社同士ならスムーズに提携できる上、東電・中部電の巨大連合に対抗するため他社も提携先を探すことになる」
首都圏を狙った合従連衡は加速度を増している。進出済みの関電のほか、九州電力や中国電力も商社、ガス、石油、製鉄会社とともに火力発電所を建て、首都圏で電力を供給する計画を進める。提携の輪が広がり、東電・中部電連合に匹敵する新勢力が生まれる可能性もある。(宇野貴文)