自動車業界団体が5日発表した平成26年の軽自動車を含む国内新車販売台数は、消費税増税前の駆け込み需要が増税後の反動減を上回り、前年比3・5%増の556万2887台と3年連続で500万台を上回った。注目された軽自動車のメーカー別首位争いはスズキが8年ぶりにトップとなった。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した。
軽は7・6%増の227万2789台と昭和42年の統計開始以降の過去最高を更新した。新車販売全体に占める比率も初めて4割を超えるなど存在感が高まっている。
国内販売をリードした軽は新車販売全体に占める比率が前年(39・3%)から1・6ポイント上昇し、40・9%となった。各社が相次いで投入した新型車が登録車からの買い替えを促進した。
特にスズキは1月発売の「ハスラー」が増税後も人気を維持し、同社では過去最高となる計70万9083台を販売。ライバルのダイハツ工業を2795台差で振り切り平成18年以来8年ぶりに軽首位を奪還した。
一方、軽を除く登録車は3月までの駆け込み需要の”貯金”で持ちこたえ、0・8%増の329万98台と前年水準を上回った。ただ、増税後の4~12月は約218万台とリーマン・ショックで販売が激減した20年の同時期(約217万台)とほぼ同水準まで落ち込み、自販連幹部は「本当に大変だった」とため息をついた。