1万6千円台の日経平均株価を示すボード=6日午後、東京・八重洲(蔵賢斗撮影)【拡大】
ただ、多くの市場関係者は、日経平均が1万6000円を割り込むことはないとみる。日銀が追加の金融緩和に踏み切った昨年10月31日の終値1万6413円を下回ることはない、というのが大方の相場観だ。緩和前の水準まで下がるようならば、「年末の相場を否定することになる」(岡三証券の大場敬史シニアストラテジスト)からだ。
また、「いくら官製相場と揶揄(やゆ)されようが、日銀は死にものぐるいでETF(上場投資信託)の買い入れを進めてくるのではないか」(カブドットコム証券の河合氏)と指摘する声も出ているためで、今後の株価は1万6500円の攻防を繰り広げるとの見方が出ている。
ただ、日本企業の平成26年度の決算予想の前提となる為替レートは、1ドル=104~105円。現状の為替水準と比べて10円以上の開きがある。大手企業の業績は19年度の水準を超えるとの見方もあり、大和証券グループ本社の日比野隆司社長は「現状の株価水準は割安」と指摘する。(飯田耕司)