賃上げ、設備投資…安倍首相の要請に企業側は原則賛成も「業績次第」 経済3団体祝賀会で (2/2ページ)

2015.1.6 19:29

経済3団体共催の「2015年新年祝賀パーティー」であいさつする安倍晋三首相=6日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)

経済3団体共催の「2015年新年祝賀パーティー」であいさつする安倍晋三首相=6日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • 経済3団体共催の「2015年新年祝賀パーティー」であいさつする安倍晋三首相(左端)。着席しているのは左から、経団連の榊原定征会長、経済同友会の長谷川閑史代表幹事、商工会議所の三村明夫会頭=6日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
  • 記者会見後に握手する(左から)経済同友会の長谷川閑史代表幹事、日本経済団体連合会の榊原定征会長、日本・東京商工会議所の三村明夫会頭=6日午後、東京都千代田区のホテルニューオータニ(蔵賢斗撮影)

 出席した経営者からは、「半導体事業に続き、社会インフラやヘルスケアなどにも投資したい」(田中久雄・東芝社長)「賃金の具体的な上げ幅は決まっていないが、ベースアップ(ベア)を軸に検討している」(永井浩二・野村HDグループCEO)など、前向きなコメントが並んだ。

 ただ、昨年4月の消費税率引き上げに伴う需要減や急激な円安など、アベノミクスは正念場にあるとの見方もあり、「(賃上げは)構造改革中だから全く関係ない」(鈴木純・帝人社長)など慎重な意見もあった。

 パーティーの後、経済3団体のトップがそろって記者会見。日本商工会議所の三村明夫会頭は「経済の好循環を実現するために、今一番大事なのは、経営者がデフレマインドから脱却すること」と述べ、大手企業を軸に積極経営への転換を促した。

 また、経済同友会の長谷川閑史代表幹事は「業績の良い企業が、好循環をリードすべきだ」と述べたほか、榊原経団連会長も「止まりかけた消費拡大の循環を再び回すためにも、春の賃上げに期待したい」と強調し、“主役”たちの背中を押す発言が相次いだ。

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